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原さんからスクールのレポートを頂きましたのでご覧下さい!

11/11(日)

ヨコスカンスクール#16
~revenge~

先月のまさかの雨天中止に引き続き、いまいち怪しい日曜日の天気予報。
晴れ日の神話が幕を閉じた後は、万年雨天のジンクスでも生まれるのか。
そんな懸念を心の隅におき、当日見上げる厚い雲に覆われた横須賀の空。

しかし正午の段階でライディングは可。
生憎の空模様のせいかライダーの集まりは過去最少だが、いつも通り朝礼の時間に。
ヨコスカンスクールは駐車場に面したキャンパスのため、車でお越しのライダーが登校するとすぐわかる。

朝礼中、まさかのけたたましいアクセル音と共に軽自動車の4輪ドリフトで滑り込んだライダーありと、今回も然り横須賀クオリティーは健在。


そんな中、今日メインのお題はMcCircleにLawnmower Cancan。
McCircleは言わずと知れた名トリックだ。自分が教わった時にSpastic fork wheelieというトリック名だったが、焦点はスカッフの足をどれだけタイヤから離さずにいられるかと言う所だろう。

Firehydrantでテールを浮かし、そのままスカッフを動力に回転を持続させる。
最初の関所は、スカッフにおいてタイヤを動かす距離が冗長になり、体が離れてしまう点。また、それにより小刻みなスカッフのリズムが作れない。

今回は、McCircleもただ単にスカッフをするのではなく、Funky ChickenやBack Yardと同じく、体勢をキープするためのスカッフであることに変わりはないという部分をレクチャーした。

Funky Chicken等のスカッフを思い出してみよう。
動かしては止め、動かしては止め、の繰り返しであるように、靴とタイヤは常に触れているのと同じスカッフをMcCircleにおいても行ってもらえると粘りは格段に強くなる。


‥と、まああまり多くを語り過ぎないようにしよう。

あくまでも自分で発見する喜びを大切にしていただきたく、我が校はその最短の経路を導き出すところまでにとどめておきたいのがモットーだ。




次に、思いの外多くのライダーがエキサイトしたLawnmower Cancanだが、ノーマルLawnmowerが静止時間の長さ+マシンを押し込む角度の度合いが尊敬の対象となるのに対し、Cancanは蹴り出すフォームのダイナミックさ+カメラ目線のどや顔がポイントとなるわけだが、本質「ただメークして終わりではない」を再確認できるトリックのひとつであり、極めるとマシンに対し体が後方を向くくらい離れる形に一際大きな歓声が上がる。

この日の敢闘賞は兄貴“漢塾”君(14)。
円陣を組み複数のライダーがLawnmower Cancanに挑む中、いち早くこつを掴み勝ち逃げ初メーク。





人数は少なくても良い。
ひとりでも、足を運んでくれるライダーがいれば、この空間が楽しいと言ってくれるライダーがいればヨコスカンスクールは続けて行こう。
とにかくライディングが大好きだと共に空へ叫ぼう。

お越しいただいたライダーの皆様、ありがとうございました。
次回ヨコスカンスクール#17は12/9(日)を予定しております。



ヨコスカンスクール校長
原 真一郎

tag, 原真一郎

by bmxcave | 2012-11-13 13:32 | イベント&ニュース

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